雨でスマホが濡れたときの正しい乾かし方
雨の中で傘を差し忘れた瞬間、ポケットの中でスマホがじんわり湿ってしまった——そんな経験は誰にでもあります。水没とは違い、雨に濡れただけなら深刻なダメージにつながるケースはそれほど多くありません。
とはいえ、スピーカーの穴やマイク、充電口にはいつの間にか水分が入り込み、そのまま放置すると音がこもったり、充電のトラブルにつながったりします。落ち着いて、正しい手順で乾かしていきましょう。
なぜ雨で濡れただけなら過度に心配しなくていいのか
最近のiPhoneや多くのAndroid端末には防水・防滴性能があり、IP67やIP68といった規格に対応しています。これは雨の中を少し歩いた程度、あるいはポケットの中で湿った程度であれば、内部の基板まで水が達することは基本的にないという意味です。水没とは違い、雨は短時間、少量の水に触れ続ける状態なので、慌てて分解したり修理に出したりする前に、まずは落ち着いて様子を見て大丈夫です。
ただし、スピーカーやマイクの穴、充電口といった小さな隙間には表面張力で水滴が入り込みやすく、そこにとどまってしまうことがあります。これが原因で通話の声がこもったり、液体を検出しましたという警告が表示されたりするのはよくあることで、故障のサインというよりは、まだ水分が残っていますよというお知らせだと考えてください。
濡れた直後にすべきこと
気づいた時点で、まず次のことを順番に行いましょう。
- 屋根の下や室内など、これ以上濡れない乾いた場所に移動する
- ポケットやかばんの中に入れっぱなしにせず取り出す
- スマホケースを外す。ケースは水分をスマホの表面に閉じ込めてしまい、乾燥を遅らせます
- 表面全体を柔らかい毛羽立たないクロスで優しく拭き取る
- 充電口やスピーカー穴の入り口に見える水滴も、布の角でそっと吸い取る
充電口が湿っている間は絶対に充電しないでください。濡れたまま充電すると、ショートの原因になったり、端子の腐食が進んだりするおそれがあります。乾いたと感じてから、念のため30分ほど時間をおいて充電するのが安心です。
Eject Proで音を使ってスピーカーとマイクの水を出す
表面の水分を拭き取ったら、次はスピーカーやマイクの奥に入り込んだ水を追い出す番です。ここで役立つのが、無料でダウンロードできる広告なしのアプリ、Eject Proです。スマホのスピーカーに合わせて調整された特殊な周波数のサウンドを再生し、その振動で細かい水滴を穴の外へ押し出してくれます。
- スピーカー側を下に向けて、Eject Proのサイクルを再生する
- 水が抜けていく様子が見えたり、こもった音が少しずつクリアになっていくのを感じられることが多い
- 必要であれば、数分あけて2〜3回繰り返す
AirPodsなど耳に装着するイヤホンで試す場合は、耳から外した状態で行うか、装着していても無理のない中程度の音量にとどめてください。耳のすぐそばで大音量を鳴らすのは聴覚に負担をかけるおそれがあるため避けましょう。
自然乾燥のさせ方
音で水を追い出した後は、自然乾燥で仕上げます。風通しのよい室内に、スピーカー面をやや下向きか横向きにして置いておきましょう。目安は数時間から半日程度です。
- 直射日光が当たる窓際や車内には置かない
- ストーブやヒーター、暖房の吹き出し口の近くに置かない
- 扇風機やサーキュレーターの風を軽く当てる程度なら乾燥を早める助けになる
よくある症状とその見分け方
乾かしている途中や乾いた後も、しばらくは次のような症状が残ることがあります。焦らず様子を見てください。
- スピーカーの音がこもる、パリパリ・ジリジリという雑音が混じる場合は、穴にまだ水膜が残っているサインで、Eject Proをもう一度試すと改善することが多い
- 通話相手に声が聞こえにくいと言われる場合は、マイク穴の水分が原因のことが多く、乾燥が進めば自然に治まる
- 液体を検出しましたという通知が消えない場合は、充電口周りが完全に乾くまで表示され続けることがあるので、無理に充電せずしばらく待つ
- カメラのレンズが内側から曇る場合は、レンズの隙間に入った湿気が原因で、風通しのよい場所に置いておけば数時間から一日程度で自然に晴れることが多い
これらの症状が数日経っても改善しない場合や、電源が入らない、画面が正常に表示されないといった深刻な症状がある場合は、無理に自己対応を続けず、メーカーや正規の修理窓口に相談してください。
NG行動と、次に雨に降られないための備え
よかれと思ってやってしまいがちな対処法の中には、実はスマホを傷めたり、乾燥を遅らせたりするものがあります。次のことは避けてください。
- 生米に埋める方法は、効果が科学的に確認されておらず、米の粉やほこりが穴に詰まる原因にもなります
- ドライヤーの温風を当てると、熱で内部のバッテリーや接着部分が傷んだり、逆に水分を奥へ押し込んでしまったりする危険があります
- ストーブやラジエーターの上に置くと、高温で本体が変形したり、バッテリーに負荷がかかったりするおそれがあります
- 充電口が湿ったまま充電すると、ショートや端子の腐食につながります。乾いてから充電しましょう
また、海水やプールの水、洗剤の混ざった水などで濡れた場合は、真水の雨とは違い塩分や成分が内部に残ることがあるため、心配な症状が続くときは早めに専門の修理店に見てもらうと安心です。次に雨の予報がある日は、防水ポーチに入れる、上着の内ポケットにしまうといった工夫をしておきましょう。防水性能は新品の時が一番高く、使っているうちにパッキンの劣化などで徐々に落ちていくことも覚えておくと安心です。
雨で濡れたスマホやイヤホンが気になったら、無料で広告のないEject Proをダウンロードして、今すぐ音のサイクルを試してみましょう。
App StoreでダウンロードFAQ
雨でスマホが濡れただけでも壊れますか?
防水・防滴性能のある機種であれば、雨に少し濡れた程度で内部が壊れることはまれです。ただし古い機種や防水パッキンが劣化している場合はリスクが上がるので、早めに水分を取り除いておくと安心です。
液体を検出しましたという警告が消えません。どうすればいいですか?
充電口周りにまだ水分が残っていると表示され続けることがあります。無理に充電せず、Eject Proで水を追い出したうえで風通しのよい場所でしっかり乾かしてから、時間をおいて再度確認してください。
雨に濡れた後、すぐ充電しても大丈夫ですか?
充電口が湿っている間の充電は避けてください。ショートや端子の腐食につながるおそれがあるため、完全に乾いたと感じてから、念のため30分ほど時間をおいて充電するのが安全です。
米にスマホを埋めて乾かすのは効果がありますか?
効果は科学的に確認されておらず、おすすめできません。米の粉やほこりがスピーカーや充電口の隙間に入り込み、かえって状態を悪化させることがあります。
AirPodsやイヤホンが雨で濡れた場合も同じ方法で大丈夫ですか?
基本的な考え方は同じですが、Eject Proを使う際は耳から外すか、装着中であれば中程度の音量にとどめてください。大音量を耳の近くで鳴らすのは避けましょう。