スマホの水抜きに音を使うのは安全?本当に効果はある?
「スマホを水に落とした」「スピーカーの音がこもる」——そんなとき、音を鳴らして水を抜く方法が本当に効くのか、スマホを傷めないのか気になりますよね。結論から言うと、音による水抜きは正しく使えば安全で、こもった音の改善が期待できる合理的な方法です。この記事では、その仕組みと安全性、正しい手順、そして絶対に避けたいNG対処法までまとめて解説します。
音でスマホの水抜きはできる?仕組みを解説
スピーカーは、内部の振動板が細かく震えて音を出す部品です。ここに水が入り込むと、音がこもったり、くぐもって聞こえたりします。
低い周波数の音を鳴らすと、振動板が大きく振動し、その動きで内側にたまった水滴が外へ押し出されます。逆に高めの周波数は、細かいホコリやチリを緩めるのに役立ちます。
これは特別な裏技ではありません。Apple Watchなどにも「水を抜く」機能として同じ原理が採用されており、音による水抜きには一定の根拠があります。
ただし、これはあくまでスピーカー開口部にたまった水を押し出すための方法です。すでに内部に浸水してしまった故障を直すものではない点は理解しておきましょう。
音を使った水抜きは安全?スマホを傷める心配は?
音を鳴らして水を抜く方法は、通常の使用と同じくスピーカーを鳴らしているだけなので、基本的にスマホを傷める心配はありません。
熱を加えたり、何かを差し込んだり、分解したりといった物理的な負担が一切ないため、リスクの低い対処法だといえます。
注意点として、音量を最大にするため、耳の近くで長時間鳴らし続けないようにしましょう。また、水抜きはこもった音の改善を助けるものであり、修理を保証するものではありません。
海水や糖分・洗剤を含んだ水にぬれた場合や、大量に水没した場合は、無理に自分で対処せず、早めにメーカーや修理店に相談することをおすすめします。
水抜きの前にやっておく3つの準備
水抜きを始める前に、まず本体の電源を切りましょう。ぬれた状態で通電させると、ショートの原因になることがあります。
次に、やわらかい布やティッシュで本体の外側の水分をやさしく拭き取ります。表面に残った水滴が、あとから開口部に入り込むのを防げます。
最後にケースやカバーを外してください。ケースの内側に水が残っていたり、スピーカーの開口部をふさいでいたりすると、水がうまく抜けません。
この3つの準備をしておくだけで、このあとの水抜きの効果がぐっと高まります。
正しい水抜きの手順(スピーカーを下向きに)
準備ができたら、スマホの音量を最大まで上げます。イヤホンやAirPods、Bluetoothスピーカーには接続せず、本体のスピーカーから音が出る状態にしてください。
スピーカーの開口部を下に向けて持ちます。重力を利用して、押し出された水がそのまま下に落ちるようにするのがポイントです。
この状態で、水抜き用に調整された音を再生します。専用アプリの「Eject Pro」を使えば、水を押し出すのに適した周波数の音をワンタップで流せるので便利です。
1回で音のこもりが取れないときは、本体を軽く傾け直しながら数回くり返してみましょう。だんだん音がクリアになっていくのが目安です。
やってはいけないNG対処法(米・ドライヤーなど)
「米に埋める」方法は昔からよく言われますが、乾燥効果はほとんど期待できず、米の粉やデンプンが開口部に入り込んでかえって悪化させる原因になります。
ドライヤーの熱風もNGです。高温はバッテリーや内部の部品、接着部分を傷めるおそれがあり、水を奥へ押し込んでしまうこともあります。使うなら送風はせず自然乾燥が基本です。
ピンや爪楊枝、綿棒でスピーカーの穴をつつくのもやめましょう。防水用のメッシュや振動板を傷つけ、故障につながります。
強く振り回すのも避けてください。手がすべって落下させるリスクがあるうえ、水を内部の別の場所へ広げてしまう可能性があります。
水抜き後は完全に乾かしてから充電を
音で水を押し出したあとも、内部にはまだ湿気が残っていることがあります。焦らず、風通しのよい場所で数時間しっかり乾かしましょう。
特に大切なのが、完全に乾くまで充電しないことです。充電口がぬれたまま通電すると、ショートや端子の腐食を招くおそれがあります。
iPhoneで「充電できません(液体を検出)」の警告が出た場合は、指示に従って乾くまで待ってください。無理に充電を続けないことが安全につながります。
しばらく乾かしても音のこもりが取れない、動作がおかしいといった場合は、内部まで浸水しているサインかもしれません。早めに専門の修理窓口に相談しましょう。
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App Storeでダウンロードよくある質問
音を鳴らすだけでスマホが壊れることはありませんか?
通常の音量で音を再生しているだけなので、本体を傷める心配はほとんどありません。熱や物理的な力が加わらない、リスクの低い方法です。ただし耳の近くで長時間大音量を鳴らし続けないよう注意しましょう。
どのくらいの時間・回数くり返せばいいですか?
1回あたり数十秒を目安に、音のこもりが取れるまで数回くり返すのが基本です。だんだん音がクリアになっていくのが効いているサインです。改善が見られない場合は内部浸水の可能性があります。
一度水没させたスマホも音で直りますか?
音による水抜きは、スピーカー開口部にたまった水を押し出す方法であり、内部まで浸水した故障を修理するものではありません。あくまで応急的な対処と考え、異常があれば修理店に相談してください。
AirPodsやワイヤレスイヤホンの水抜きにも使えますか?
はやりにくいものの、スピーカー部を下向きにして近くで音を鳴らす考え方は同じです。ただし本体スピーカーとは構造が異なるため、まずはやわらかい布で水分を拭き取り、十分に乾かすことを優先しましょう。