プールにスマホを落とした話。スピーカーを復活させた本当の方法
手を滑らせたのはプールの浅いところだった。あの日、実際に何をしたかを正直に書いておく。危うくやってしまいそうになったこともふくめて。
きっかけは本当に地味だった。タオルを取ろうと身をかがめた瞬間、シャツの胸ポケットからスマホがするりと抜け落ちて、頭が状況を理解するより先に、もう浅瀬の底に沈んでいた。しかもプールの水は塩素入り。これは後になって思い出したことだけど、真水よりずっと厄介だ。
最初にやりかけた間違い
反射的に、電源ボタンを押して画面がまだ動くか確かめたくなった。でも、それはやってはいけない。スマホが濡れたまま通電させると、まさにそのタイミングでショートしてダメージが広がる。とっさに手を止めて、代わりに長押しして電源を切り、ケースを外した。
プールの水だからこそ見落としがちなこと
水道水ではなくプールの水だったので、外側だけさっときれいな真水で軽くすすいで塩素を洗い流し、そのあと柔らかい布でしっかり拭き取った。直感には反するかもしれないけど、海水やプールの水を浴びたときによく勧められるやり方だ。狙いは、あの塩素の成分を残さないこと。
スピーカーから水を抜く
スピーカーはずっとくぐもった音を立てていた。タオルの上でスマホを画面を下にして持ち、周波数を調整した排水用の音を鳴らした。これは私たちが無料で公開しているブラウザ版のツールと同じものだ。布にうっすらと水滴が浮かび、音がパチパチと鳴って、二回目のサイクルのあとにはクリアな音に戻っていた。仕組みは単なる物理現象だとわかっていても、あの瞬間は本当に魔法みたいに感じた。
地味だけど一番効いたステップ
充電はしなかった。電源を切ったまま、乾いた棚の上に一晩置いておいた。翌朝、電源を入れて、すべてのスピーカーとマイクをひとつずつ確認したら、まったく問題なかった。
もし今まさに同じ状況になったら伝えたいこと
- 電源を切ること。「試しに」ボタンを押したりしない。
- 海水やプールの水だった場合は、きれいな水で軽くすすいでから乾かす。
- 周波数を調整した音を、スピーカーを下に向けた状態で鳴らしてグリルの水を追い出す。
- 完全に乾くまで充電しない。数分ではなく、数時間は待つこと。
- プールの水だったこともあり、私自身は今も少し気にかけている。腐食は数日たってから出てくることがあるから。調子がおかしいと感じたら、専門家に診てもらってほしい。
本当の敵はパニックだ。やるべきことは、落ち着いていてシンプル。きっとあなたのスマホも大丈夫。